夫の病気が発覚した時の気持ち
こんにちは。
ご訪問ありがとうございます。
この連休は雪も積もって外に出られないこともありますし、コロナ感染拡大のため
ステイホームです。
久しぶりに書類の整理をしようと思って、書類BOXを開けたら
夫の入院した時の書類がたくさん出てきました。
検査説明書や手術同意書、入院誓約書などなど・・・・。
今でこそ元気に過ごしていますが、2020年4月16日
胃がんの手術(胃を2/3切除)をしました。
そう、1回目の緊急事態宣言のさなかです。
世間はコロナウイルスの不安でいっぱいだったと思いますが、私は手術までにコロナにかからずに無事に手術ができるのかどうか?本当に心配でした。
手術は大学病院で受けましたが、大学病院も悪性腫瘍の患者さんしか診察をしていない状況でした。
もともと、全く自覚症状がなかった夫の胃がんがなぜ見つかったのかというと・・・。
会社の検診では胃透視しかなくて、一度も異常が見つかったことはありませんでした。
私が、たまたま内視鏡検査をするクリニックで勤務していたため、検診胃透視のかわりに胃カメラをしたいと言われたため、胃カメラをしました。
初めに胃カメラ検査を受けたのが、2年前でした。
そのとき、25mm大の潰瘍が見つかりました。念のため組織検査をしましたが
Group1ただの炎症という結果でした。(念のため先生からは半年後再検査と言われていましたが検査を受けていませんでした)
去年の3月に検診の胃透視をパスするために胃カメラを受けました。
また、同じ場所に30mm大の潰瘍がありました。
組織検査の結果は、Group4でした。
胃生検組織分類は
- Group X 生検組織診断ができない不適材料
- Group 1 正常組織および非腫瘍性病変
- Group 2 腫瘍(腺腫または癌)か非腫瘍性か判断の困難な病変
- Group 3 腺腫
- Group 4 腫瘍と判定される病変のうち,癌が疑われる病変←夫の結果
- Group 5 癌
その結果を見たとき私は、なんでなんで半年後の再検査受けなかったんだろう?と後悔しました。2年前にあった潰瘍はもう治っているだろ・・・。と安易に考えていた自分に腹が立ちました。
胃がんとは
胃壁の内側の粘膜に発生するがん
(スキルス胃癌のような特殊な癌もあります)
好発年齢:50代以上の男性が発症することが多い→夫は46歳
胃がんの発症リスク:ヘリコバクター・ピロリ(ピロリ菌)感染、喫煙の習慣や塩分の過剰摂取、栄養バランスの偏った食生活、過度な飲酒など
ヘリコバクター・ピロリ菌が胃の粘膜に感染すると、胃の表層に胃炎を引き起こします。ヘリコバクター・ピロリ菌への感染が続くと、胃の粘膜は慢性的に胃炎が起こっている状態になり、胃の粘膜はだんだん萎縮していきます。その結果、胃壁を形成する細胞のがん化が進み、胃がんを発症すると考えられています。
夫は喫煙も飲酒もしません。
ただ、ピロリ菌はいました。よくよく夫の父に聞いたところ母親がピロリ菌を持っていて除菌をしたということでした。
手術の経過は良好で、手術後の確定診断は胃がんステージ1(リンパ節転移なし)
ということでした。かなりの早期発見だったと思いますが大きさからすると
内視鏡での切除は難しく、やはり手術しかなかったとのことでした。
緊急事態宣言のなかでの手術だだったので、面会もできす、手術当日は手術室搬入と終ってからエレベーターが来るまでの時間だけでした。
夫も家族に会えないと、手術のつらさで4~5日はつらかったみたいです。
今はコロナ感染症がどんどん増えてきている状況で、医療現場は大変な状況だと思います。そのような中で発見から早期に手術してもらえたことは本当に感謝しています。
たくさんの人に助けてもらいました。
これから1/3Mの検診、再発や新たなガンの発見などの心配はありますが、
毎日、ご飯をたくさん食べている夫を見ていると、安心できます。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。